私達には時にサンプルが必要な場合があります。そこで致し方なく作り始めた冊子のノウハウをみなさんにお伝えしたいと思います。

必要な道具

L字の鉄棒。ホームセンターで90cmが300円くらいです。それを半分にカットします。L字じゃないただの金棒だと冊子を挟んだ時真ん中が膨らんでしまいます。

ホットガンもホームセンターで600円くらい。

強力洗濯ばさみは100均で。

クッキングペーパー

あと裁断機アイロン

・画像を両面に印刷します(裁ち切りがB5サイズなのでA4に印刷します。裁ち切りがA5だとB5に印刷するといいでしょう)。
・印刷は両面共センターに来るように調整しましょう。
・今の段階ではトンボは要りません。

両面印刷が出来ない機種では、最初に奇数か偶数かのページを一気にだして、その裏は手差しで印刷していきます。インクジェットプリンターなら順番がずれませんが、レーザーだと紙が2枚送られて順番がずれる場合があります。だから裏を印刷する時は手差しします。ただ、インクジェットだとすぐにインクが無くなるでしょう...。

重要:両面印刷が出来る機種でも、たまに紙が(摩擦のせいか?)複数枚送られボツになる事があります。その為、トレーへ用紙をセットする時、ただ、ペラペラ捲るだけなく、一枚ずつ離してから用紙を置いていきましょう。

印刷が完了したら、先頭にトンボ付き或いはトンボを印刷した紙を置きます。紙がもったいないので見本はミスした画像を利用しています。
順番通り並べて端を揃えて、裁断機で背の部分のみトンボを目安に裁断します。

見本はズレないようクリップで仮止めしています。

この裁断機は2cm弱まで裁断出来ます。20000円くらい。

通常の同人誌ほどであれば薄いのでもっと安い裁断機で十分です。ネットで調べましょう。

裁断した側を2mmくらいはみ出させて金棒で挟みます。

画像ではトンボ付きの一枚が挟まれていますが、この時は忘れていたので、本当はそれを外します。

それを立てて置きます。
この時、要らない紙で背の幅にあわせ形を取ります。

これで背の幅が分かります。

写真を取り忘れたので違うコマを代用しますが、背をのこぎりで傷を付けます。幅は1cm間隔ぐらいで、深さは1mmほど。

そしてその上からホットガン(木工用ボンドの方が丈夫かも)で背全体にたっぷり糊を載せていきます。

ホットガンの糊はすぐ固まるので上の写真のように凸凹になります。

そこで、クッキングペーパーを置き、その上からアイロンを掛け、平します。

 数秒で完了です。

この時点で紙はばらけません。

ペーパーを剥がし、今度はL字を逆に留めます。(この時点でばらけないので金具は一旦はずしても大丈夫です)

アップ


再びホットガンで背にたっぷり糊を載せ、そこに印刷出しした表紙を載せ、その上からアイロンを掛けます。

表紙は裏までぐるり一枚です。

この表紙にはトンボが要ります(表紙は表と裏に先程計った背の幅を足したサイズのはずです)

見本では用紙がA4なので、見開きサイズだとA3なので表紙はA3に印刷した物を使用しました。

トンボに合わせ、裁断機で要らない部分をカットします。

裁断する時は背をまず基準に上部を政断します。

この時裁断したらトンボが無くなりますので鉛筆でかるくカットされないところに印を付けておく事をお勧めします。

完成です。
裁断機の裁断可能幅によってはこんな立派な物も作れます。カバーはコーティングしました。
約320Pがきつかったので、300P以内が無難でしょう。

★中綴じの冊子を作る場合で、両面印刷が出来るプリンターがある場合。

,pdf でページ化する

Adobe Acrobat があれば申し分ないですが、無い場合は word や Openoffce writer でPDFにエンコード。私はInDesgin でやってます(エンコーディングは print で)。

,Acrobat Readerの印刷ダイアログで[ページ処理]は小冊子の印刷でプリンとアウト
,印刷されたページを重ね、中央でホチキスで留める

これで完成ですが、ページ数がある場合、印刷ダイアログの[開始ページ〜終了ページ](上図参照)で、おおよそ紙枚数が6〜12枚毎(紙の厚みによる)になるよう印刷をします。

例えば総48pなら、前半の24p分(6枚)と後半24p分(6枚)の2冊作成し、その2冊を上の説明の要領で重ねて挟み、糊づけしたあと裁断をします。

但し、このような用紙の使い方は、曲がりやすい紙の目と逆な為、めくりが固くなります。
基本的にA4の紙の目は縦長に平行するように曲がりやすくなっています。
両面印刷可能のプリンタは、A4のみ可能というのが多いのが難点です。

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